これだけは知っておきたい!工務店で家を建てるときに押さえておきたいポイントまとめ

このサイトでは工務店で家を建てる時にどうしても押さえておきたいポイントをまとめていきます。
大手住宅メーカーで建てる時は気にしなくて済む内容でも、特別に注意を払う必要が出てくるものがあります。
住宅は多くの技術者や職人が集まって仕事をするものなので、関係者の意思の統一が大事になってくるのです。
施主が示すべきは関係者が迷わない目標を示すことになるはずです。
この点を抑えさえすれば、失敗の多くを未然に防ぐことができます。

これだけは知っておきたい!工務店で家を建てるときに押さえておきたいポイントまとめ

工務店に住宅を依頼する場合はポイントを外さないことが必要です。
工務店とはそもそも建築工事を請け負うのが本来の仕事なので、設計は不得意な面があります。
設計は独立した設計事務所に依頼するとか、施主がプランを作るなどの工夫が必要となるでしょう。
大手住宅メーカーに期待するように、全てをお任せしてはいけません。
施主は明確にどんな家にしたいのかの方向性を示すことが必要です。
別の言い方をすれば、方向性を示さない場合は依頼するのは控えた方が良さそうです。

細部までチェックしておきたい工務店の契約書

住宅を取得する際には、大きく分けて2通りの方法があります。
1つはマンションや建売住宅の購入です。
すでに建設されたマンションや建売住宅を見て、その立地や間取りなどを考慮して購入するかどうかを決めるということになります。
住宅取得のもう1つの方法として注文住宅の建設があります。
この場合には、まだ建物が建っていませんので、建売住宅の場合以上に様々な手続きや注意が必要となってきます。
住宅の建設の際には工務店などに依頼して建設を行うことになるわけですが、最初に行うのが契約書を取り交わすということです。
その書類には、住宅建設に関わる詳細な事項が記されていますので、十分にチェックを行う必要があります。
特に問題となるのが、自分が思っていたことと違ったような物ができたり、必要としていないものが作られたりした場合です。
また代金などについても、自分が予定していない額が請求されたりする場合もあります。
そのようなことがないように、工務店と取り交わす契約書については細部にまでよく目を通す事が必要です。

工務店でマイホームを建てるときのスケジュール

マイホームを工務店に建ててもらうなら、スケジュールをしっかり検討することが大事です。
最初に行うのは土地を探すことですが、それを手伝ってくれるところもあります。
土地が見つかったら、どのような家を建ててほしいの相談するステップです。
それだけでなく、費用や工期などもこの段階で教えてもらうのが一般的です。
納得できるプランを提示してもらえたら、正確な見積もりをとってください。
その内訳に問題がなければ、いよいよ着工する段階に進みます。
基礎の工事からスタートして家を建てていきます。
エクステリアまで仕上げると引き渡しの前に、料金の支払いを行うのが一般的です。
現金の場合は大金なので、銀行の一室を借りて受け渡しすることもあります。
ただし引き渡しの前に入り、不具合がないか調べる時間をもらえることも多いです。
後はアフターサービスの説明を受けて、今後のやり取りの仕方を決めて完了します。
工務店によって違いはありますが、概ねこのようなスケジュールになっています。

費用を把握するために行う工務店の見積り

あれこれと要素が多くて具体的な費用が見えにくく、必要な資金が定まりにくいのが家づくりではないでしょうか。
費用を把握するには工務店に見積りを出してもらうのが一番で、工務店なら見積りを見ながら削れるところを提案したり、他の代替案を提案してもらえます。
工務店は家づくりの専門で頼りになる存在ですから、相談するだけでも最適な相手となります。
勿論、本業はあくまでも建築なので、設計図を元に家を建てるのが本職ですが、相談も大歓迎で予算や資金の相談にも乗ってくれます。
自分ひとりであれこれ考えても、いくら必要でどう資金を確保したら良いか見えない場合は、工務店のような頼りになる相手に相談することをおすすめします。
そして希望を伝えたり話し合って欲しい家のイメージを具体的にすること、金銭面も明確にして把握することが大事です。
このように相談して金額を算出してもらえばイメージが掴めますし、見直すべき点も見えてきて、更に具体的な形が出せるようになるのではないでしょうか。

工務店で家を建てても利用できる住宅ローン

憧れのマイホームを手に入れたいという方は、非常に数多くいらっしゃるでしょう。
家族全員が末永く暮らせる家があることは、至福の喜びといえます。
約4000万円以上もする高額な買い物であるため、大半の方は35年のローンを組むのが必須です。
そこでここでは、工務店を活用して家を建てる際に利用できる住宅ローンについて、詳しく見ていくことにしましょう、ハウスメーカーだと建て売りとなるので、広告などで記載されている価格でしか購入をすることができません。
ところが工務店の場合は、助成金制度を活用して購入をすることが可能です。
2010年から各自治体では、再生可能エネルギーと断熱施工を実施する住宅に対して最大で60パーセントの補助を支給されます。
これは工務店のみでしか対応をされておらず、割安価格で住まいと手に入れることが可能です。
35年の借り入れではなくなるため、スムーズに返済をおこなって早い時期に完済を実現できます。

工務店を選ぶ時には口コミ評判も参考にして

家を建てる時、またリノベーションやリフォームなどで工務店を利用する事があるでしょう。
そんな時どこの業者にするか迷うことも有るかもしれません。
素人さんですと基準というのも難しいですし、単に見積もりの金額で決めてしまうことも有るでしょう。
しかし料金の安さだけで決めてしまうというのはナンセンスです。
確かに相場を調べてそれに沿っているか程度の価格の比較はした方が良いですが、最終的にはトータルで決めていく事になります。
工務店で重視したいのは口コミや体験談で、多くの方から支持されている所を選ぶと間違いがありません。
創業して長い所はノウハウであったり技術も高いという事が想定されますし、それに伴って口コミでも高評価されていることが多いです。
逆に長い事その地で運営されていたとしても、評価が低い所も有りますのでその点は気をつけるようにしてください。
見積もりを出してもらった時の応対の仕方なども診ていくと良いです。

工務店とハウスメーカーで建てる注文住宅の特徴

新築の注文住宅は人生の目標の一つとして憧れを抱く方もいるのではないでしょうか。
大切な住まいのためにローンの返済計画を立て、長い期間支払いを行っていくため失敗したくないもの。
依頼先も慎重に選ばなくてはなりません。
全国規模で営業活動を行うハウスメーカーは、知名度が高く一つのブランドとして見られています。
家づくりでは全国一律の品質を保つ必要があるため、あらかじめ仕様やプラン、材料などが決められていることも。
家づくりに安心感を求める方に選ばれています。
地元に根ざして営業活動を行う工務店の家づくりは、まっさらな状態からこだわって作ることが可能です。
設計の自由度が高く融通が利きやすいというメリットもありますが、品質にバラツキがあるといった特徴も。
そのため工務店選びの際は、依頼先の会社を見極めることがポイントになります。
家づくりに細部までこだわりたい方は工務店、信頼やアフターメンテナンスを重視する方は、ハウスメーカーが向いているでしょう。

工務店に依頼するときは相見積もりを取ろう

注文住宅の家づくりのパートナー選びではさまざまな依頼先の候補が挙げられますが、最終的には1社に絞らなければなりません。
その際にどういった家づくりを行いたいのかイメージをはっきりさせる必要があります。
希望を反映させてくれそうな工務店が見つかったら、1社のみに見積もりを依頼するのではなく、複数社に依頼して比較検討することが大切です。
比較することで希望する内容の相場が分かったり、基準が見えてきます。
記載された項目が分かりやすかったり、丁寧に説明が受けられると会社の信頼につながることも。
濃密なコミュニケーションが取れなかったとしても、会社の雰囲気などは伝わってくるはずです。
またあまりにも高額な費用が記載されていたら避けられますし、反対に安すぎる場合は追加で請求されることも考えられます。
家づくりは人生で何回も経験することではありません。
工務店に依頼する際は相見積もりを取り、しっかりと見極めることが大切です。

zehに対応できる工務店は今後ますます増えるでしょう。

zeh(ゼッチ)とは省エネ機能と創エネ機能を兼ね備え、これらの相乗効果により、家庭で必要なエネルギーの消費量をゼロ以下に抑える効果を持った住宅と定義されます。
基本的には断熱性のある壁や窓を取付け、省エネ家電を積極的に取り入れるとともに、HEMSと呼ばれる電力の見える化と家電、電気設備を最適に制御する役割の両方を担うシステムを導入することで徹底した省エネを実現します。
それに、太陽光発電でエネルギー作り出すことで使うエネルギーが創るエネルギーよりも少ない状態にすることを目標にします。
この最先端の住宅づくりは大手ハウスメーカーや有名工務店が強い分野とされており、中小規模の工務店による建築実績はまだ少ないとされます。
しかし、近年のエネルギー価格の高騰による電気代負担の増大や、在宅ワークの普及に伴い省エネ・創エネ機能を持った住宅のニーズは年々増加しています。
それに伴い、zehビルダーとして活躍する中小規模工務店の数も着実に増えています。
一般社団法人環境共創イニシアチブの公式サイトでは都道府県別で登録事業者を確認できるサービスも存在していますので、このような工務店を探している方にはたいへん便利です。

工務店が用意している完成後のアフターケア

注文住宅を依頼する際は家づくりのことばかり考えてしまいます。
家族の新しい暮らしは引き渡し後にスタートするため、アフターケアについても把握しておきたいものです。
施工後に見つかった不具合や欠陥箇所が何も保証されないと、ストレスや不安を抱えたまま生活を送らなければなりません。
工務店のアフターケアは、依頼する会社によってさまざまです。
充実した会社もあれば、物足りなく感じてしまう場合も。新築戸建ての注文住宅は法律で10年保証が義務付けられています。
それとは別に一定の期間、定期的に訪問して無料で点検やメンテナンスを行っていたり、不具合があれば相談に乗ってくれるなど長い付き合いを前提としている工務店なら家づくりを安心して任せられます。
また地元に根ざしている工務店なら、施主さんとの距離感も近くトラブルの際にすぐに駆けつけてもらえることも。
コールセンターを設置して、24時間365日電話受付のサービスを提供しているとより安心感があります。
工務店に依頼する前に、確認しておくことをお勧めします。

著者:伊沢淳

筆者プロフィール

東京都江東区生まれ。
結婚を機に、工務店で家を建てました。
この経験をもとに、工務店に関する記事を書いています。
倉敷 工務店